褐色細胞種 pheochromocytoma






疾患概念・好発部位・発生年齢
・副腎髄質のクロム親和細胞より発生する良性腫瘍で,アドレナリンとノル
アドレナリンを産生する.多くは一側性に生じ,大きさは手拳大以下で,
肉眼的に血管に富む.
・家族性,両側性の症例は,多くは多発性内分泌腫瘍症(MEN)U型であり,
甲状腺髄様癌や副甲状腺腺腫を伴う.

病理組織学的特徴
・腫瘍は正常の髄質細胞によく似た腫瘍細胞の胞巣状ないし網状の配列から
なり,間質は主として毛細血管からなる.
・実質細胞には暗色の充実性胞体で突起の発達した細胞と,微細顆粒状の明
るい胞体を持つ多稜形または類円形をなす細胞の2種類があり,部位により
あるいは症例によってどちらか一方の型が主体となる.